208年:負けられない戦い
グリゼルは我が家のアイドルだ。
父さんとビリーは一日中家で相手をしている。
マリオン「僕にも抱っこさせて」
シルヴィア「落っことさないようにね」
マリオン兄さんもだ。
もちろん僕も、家にいるときは常に話しかけている。
ソニア「可愛い〜」
ソニアさんが遊びに来た。
ソニア「大っきくなったら、一緒に遊ぼうね。あなたのお兄さんには内緒で、探索行っちゃおう」
アンドレス「聞こえてる」
ソニア「ふふ。そういえば、ローデリック君にも妹が出来たんだったよね」
そうだった。
見に行ってみるか。
アンドレス「可愛いな」
ローデリック「でしょ。特にこのほっぺのぷにぷに…」
アンドレス「でもやっぱりグリゼルの方が可愛い」
ローデリック「よろしい、ならば戦争だ」
アンドレス「ローデリック。僕に勝てると思うの?」
ローデリック「シャルロットの方が可愛い。これは譲れない」
アンドレス「それなら本気でいくよ」
試合は僕の勝ち。
ローデリック「うわーん!アンドレスの馬鹿ー!鬼畜メガネー!」
負けたローデリックはそう叫びながら、どこかへ行ってしまった。