218年:弱り目に祟り目
マチュー「姉ちゃん、かっこいー!」
私の着てる服をマチュー君が褒めてくれた。
少しずつ、ウーベルト君に影響される前の自分に戻ろうとしてる。
アベル「そんなにお洒落してデートかい?」
ソフィア「違うよ。休日だしのんびり散歩」
アベル「それじゃあ服が可哀想だ」
ソフィア「あら、貴方がエスコートしてくれるの?」
アベル「僕は構わないけど、君の方は?」
ソフィア「ごめん…やっぱり今のは聞かなかったことにして」
***
私、何してるんだろ。
王族と旅人の恋愛はご法度なのに、あんな風に誘ったりして。
ヤケド覚悟の一夜の関係なんて、そんな度胸も無いし。
ソフィア「あ、アルノルフ君」
アルノルフ「どうしたの?顔色が良くないよ」
ソフィア「なんでもない、大丈夫。アルノルフ君は何してるの?」
アルノルフ「イム石探しだよ。無心で採集してると落ち着くんだ」
ソフィア「私も一緒に探していい?」
アルノルフ「もちろん」
確かに採集のおかげもあるけど、アルノルフ君が落ち着いてるから一緒にいると私も落ち着くのかもしれない。
***
イム石探しは一段落ついて解散。
さっきの失敗を思い出すから服は着替えて、シルヴィアお祖母ちゃんに会いに行くことにした。
ソフィア「お祖母ちゃん、前に頼まれてたモフ毛狩りやったよー」
あれ、ロイクお祖父ちゃんもいる。
ソフィア「お祖母ちゃん…大丈夫?」
シルヴィア「ちょっと気分が優れなくてね。モフ毛ありがとう」
ソフィア「いいのよそんなこと。それより、ゆっくり休んで…」
28日夜一刻、
シルヴィアお祖母ちゃんはガノスへ旅立った。
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2代目シルヴィア、最後まで騎士隊長として頑張り続けてくれました。
素敵な思い出がいっぱいで、ブログを読み返してると本当懐かしいです。
シルヴィアでプレイできてよかった。ありがとう!