220年:それぞれの選択
2日は仕事始め。
集会で浮きたくないと言われたので仕方なくウーベルト君を着替えさせた。
ソフィア「うん!いつもの仕事着もステキ」
ウーベルト「こら、耳も外しなさい」
魔銃師会の一年は、新年の挨拶と乾杯で始まる。
私はジュースの方が好きなんだけど…
まだまだ子供ってことかしら。
ソフィア「…お父さん」
ソフィア「2年目なんだから調薬くらい一人でやれるから!」
***
年始のあれこれは一通り終わった。
ずっと気になってるあの事を解決したい。
小さな頃から、気付けば側にいた大切な友達…
ソフィア「アーサー君、少し話したいんだけど採集でも…」
アーサー「遠慮しておくよ」
ソフィア「そんなつれないこと言わないで。ね、行こ!」
ソフィア「最近全然話しかけてくれないね。雰囲気も変わった」
(アーサーは元々よく出来た性格でしたが、成人してからいつのまにかさわやかな性格に変わってました。優しさが1つ減ってます。)
ソフィア「私のこと、嫌いになった?」
アーサー「そういう訳じゃないけど…お互い恋人が出来たんだから、その相手との時間を大切にしたいと思わないか?」
ソフィア「そうは言っても、私たちずっと仲良しだったじゃない…」
アーサー「彼女は、僕が君を好きだったことを知ってる。不安にさせたくない」
だから私と距離を置いてるんだね…
***
エドナ「なにぼさっとしてるの。探索でもしたら?」
ソフィア「実はカクカクシカジカで…」
エドナ「フったけど仲良くしたいなんて、それは虫が良すぎるよ。諦めて」
そうだね…
寂しいけど、これからは遠くでティルアさんとの仲を応援しよう。
ソフィア「ていうか聞いてよ!この間ウーベルト君告白されてたの!まあフってたからよかったけどやっぱモテてるみたいで心配!新成人もいるしペラペラペラ」
エドナ「は?アーサー君の話はもういいの?切り替え早…」