219年:表面化
219年突入!
ソフィア・フォンタナ、魔銃兵になりました★
去年ウーベルト君に振られて傷心してる裏でダンジョン駆けずり回ってたんです。
リリー「制服似合ってるじゃない。このこの」
ソフィア「えへへ、もっと言って!」
リリー「内面の子供っぽさはカバーしきれないみたいね。そうだ、これあげる」
ソフィア「もうアルノルフ君も大人かぁ。あんなに小さかったのに、大きくなったねえ」
リリー「あんた一歳しか変わらないでしょ」
(アルノルフ君、画面内には捉えきれず…残念。
左はアルノルフ父・ルペルトさん)
***
もろもろの式典は終わったし、友達に挨拶しよう。
あ、アーサー君…
見ちゃった…!
こんなに可愛い子を振るなんて!
***
覗き見してた事がバレないよう、急いで逃げて来ちゃった。
アルノルフ「ソフィアちゃん、一緒に幸運の塔に行かない?」
ソフィア「いいけど、さっきね、アーサー君が女の子振ってたの!彼女いる訳でもないのに、どうしてなんだろう…」
アルノルフ「どうしてって、ソフィアちゃんのことが好きだからじゃないの?」
あ…
アルノルフ「本当に僕らの気持ちを考えないんだね。アーサー君だけじゃない、僕もだよ」
ソフィア「…え?」
アルノルフ「ソフィアちゃんが好きなんだ」
ソフィア「私…他に好きな人がいるの…ごめんなさい…」
アルノルフ「知ってるよ。それでも伝えたかったんだ」
私はいつも自分のことばかりで…これまで2人に嫌な思いさせていたのかな。
アーサー「ソフィアさん、こっち」
アーサー「どうして泣いてるの?アルノルフ君に何か言われた?」
ソフィア「なんでもない…大丈夫だから…」
もう仲良し3人には戻れない。