ゆるく行こうエルネア

ワーネバエルネア王国のブログ。初期国民の寿命以外のネタバレ配慮なし。妄想多め・創作色強めの自己満ブログですが楽しんで頂けたら嬉しいです( ´ ▽ ` )

209年:その時

新年だ。

ソニア「今年もよろしくね、私のボディーガードさん」

アンドレス「ああ」
ソニア「…なんか暗いね?そうだ、家においでよ!」

ソニア「私の弟!ロレンツォっていうの」
アンドレス「可愛い…」

赤ちゃんを見てたら、なんだか癒された。

アベラルド「最近、アンドレスはよくイングリッドさんに会ってるみたいだな」
アンドレス「うん」
アベラルド「イングリッドさんも嬉しいだろうな。マリオン、ビリー、お前らも会いに行くんだぞ!」


(シルヴィアとアベラルド、蜂蜜でお腹一杯になるんでしょうか笑)

マリオン「いいけど、今日はデートだから彼女も連れて行こうかな」
シルヴィア「あら!彼女ができたのね!」
アベラルド「おいおい。親を通り越していきなりイングリッドさんに紹介か?」
ビリー「僕は泥団子持ってく!ばあちゃん、食べてくれるかな?」
アベラルド「止めなさい」

結局三人で行って、帰りに小道を探索。

ビリー「ばあちゃん、泥団子飾ってくれるって!」
アンドレス「食べさせるのを止めるの、大変だった…」
マリオン「ばあちゃん、ちょっと食べてたよ。ジャリジャリするって言ってた」
アンドレス「え?!止めてよ兄さん!」

ばあちゃんがお腹壊したらどうするんだ。
でも、楽しそうだったからよかった。

僕は、完全に安心していたんだ。

エルネア杯の開会式。
ばあちゃんの姿が見当たらない。

シルヴィア「…お母さん、どうして来てないのかしら…」
アンドレス「僕、見てくるよ」
シルヴィア「私も行く」
ダミアン「君は試合を見届けないと。アンドレス君に任せよう」
シルヴィア「…そうね。お母さんをよろしく、アンドレス」

アンドレス「エルネア杯に寝坊する人なんて、ばあちゃんくらいだよ」
イングリッド「ふふ。来てくれてありがとう」

イングリッド「でも、気分が優れなくて。ごめんね」
アンドレス「試合が終わったら母さんも会いに来るよ。ばあちゃんが元気ないと、母さんも僕も悲しいから、早く治してね…」

209年5日、

夜一刻。

イングリッド「待たせたね、マリユス君」

ばあちゃんが死んだ。