221年:新年
ウーベルト君と2人きりの食卓は新鮮だ。
一緒に寝るのもだけど、どのくらい経ったら慣れるんだろう。
ウーベルト「今年も沢山働いたなぁ」
ソフィア「ウーベルト君、去年の今頃もチーズ小屋で仕事してたよね」
ウーベルト「そうだっけ?まぁ、今年はソフィアと一緒にのんびりするよ」
朝食後、弟のマチュー君からも年末の挨拶。
家を離れてもこうして話に来てくれるの、嬉しいなぁ。
評議会では、父さんが議長に選ばれた。
凄いや、これで何回目?
それに比べて私は、今年も最下位争いを繰り広げてた…
正直、農官になってウーベルト君と一緒に働くのも悪くないって思ってる自分もいる。
まぁなるようになるでしょ。
***
221年に突入!
エルネア城での祝賀が終わると、郊外通りへダッシュ。
今日はロレンツォおじさんと、その娘パンジーちゃんの誕生日なの。
大きな目がおじさんそっくり。
パンジーちゃん、誕生日おめでとう!
***
今年から騎士隊入りしたジェルヴェ君に会った。
ジェルヴェ「どう?この鎧、似合ってるかな」
ソフィア「なかなか様になってるよ〜。今年は白夜だから、ひとまずクビになる心配は無いね」
ジェルヴェ「白夜に限らず、無用な心配だよ。この一年みっちり鍛えるつもり」
やっぱり気骨のある男ね。
それでこそリリーちゃんに相応しいわ!
リリー「二人とも何話してるの?」
リリー「ちょうどいいわ。ソフィア、報告したい事があるの」
ソフィア「?」
リリー「実はね…あたしたち結婚するの!」
二人が!結婚!
おめでとう、おめでとう…!
ソフィア「リリーちゃんは綺麗な赤毛だから夕暮の婚礼衣装が似合うはず…いやでもここはオーソドックスに白の方が映えるかな?南国のも肌の色とマッチしていいかも…あと髪型は…」
ジェルヴェ「あはは。ソフィアさん、君の結婚式じゃないだろ?」
リリー「もう、ソフィアったら!」
今から待ち切れないよー!