198年:スパイシー?
得意の先制攻撃で勝ち進んできたマルチェロさん。
アナベラさんには負けちゃった。
そのアナベラさんなんだけど、性格が泣き虫さんから引っ込み思案になってて、どうやらラムサラを服用したみたいなの。
次に行われたナタリーさんとエヴァさんの試合では、ナタリーさんが勝った。
この二人も服用した形跡あり。
ママはいつも通りの飾らない性格だから、まだみたい。
そもそも武器強化で所持金ゼロだから、ラムサラ買えないんだろうな…。
「シルヴィアさん、読書中?」
「ジャクリーンちゃん。ラムサラについて調べてるの。」
もしかしたら、いつか私も手にするときがくるかもしれないから。
どんな味なんだろう、スパイシーなのかな?
「勉強熱心なのね。でも、せっかく良い天気なんだからどこかにお出かけしない?」
「そうだね。じゃあ、牧場に行こう!」
「ラダさん、意外と大人しいのね」
「そうなの。優しい生き物なんだよ。って、ロイク君の受け売りなんだけどね。」
「ふふ、最近ロイクと一緒にいる所をよく見かけるわ。随分と仲が良いみたいね。」
「大人になって騎士隊長と国王になったときに、信頼関係がないとダメでしょう?」
「そういうことじゃないのだけれど…」
(ジャクリーンから見てロイクは従甥にあたります。)
別の日も、学舎に残ってラムサラについて勉強したり。
「シルヴィアちゃん、まだ勉強してるの?遊びに行こう。きっと気分転換になるよ。」
「ロイク君。ラムサラって知ってる?」
「ラムサラ?よくは知らないな…どんな味なんだろう?」
「やっぱりそこが気になるよね。」
ラムサラについてはまだまだわからないことがいっぱいだけど…とりあえず、今のうちは探索で強くなろう。