202年:年が明けた
年が明けた。
ロイク君ももう成人だね。
「シルヴィアさん、こんなところにいた。」
「ジャクリーンちゃん。今年もよろしくね。」
「よろしく。ロイクの成人式を見に来たの?」
「そうだよ。」
ところが玉座の間にロイク君は現れず…。
「ロイクったら、どこで何をしているのかしら」
導きの蝶で探してみると…
自宅でヒラリーちゃんとのんびりしていた。
「成人式、出なくてもよかったの?」
「ゆっくりしてたら遅刻しちゃった、あはは。」
「シルヴィアさん、お兄ちゃんは私がガゾサンド食べるの待ってくれてたの。」
二人とも本当に仲良しなんだね。
それよりも、気になる事があるんだけど…
「ロイク君、そのヒゲ…」
「どう?似合ってる?」
「うん!渋くていい感じ!」
似合ってないなんて言えない…
2日は仕事始め。
画面に写り込む事が出来た!
子供が待ち遠しいのか、最近よく構ってくるアベラルドさん。
にしてもこんな大勢の前でイチャイチャするのは恥ずかしい。
ニヴの丘にも連れて行ってくれた。
「赤ちゃんの性別、どっちがいい?」
「元気に産まれてきてくれたらどっちでも構わない。」
「そうだね。」
いよいよ明日は出産予定日だ。