200年:来年に向けて
「シルヴィアちゃん、今日デートなんだよね。お洒落したら?」
お母さんが香水をつけてくれた。
ありがとう。
色んな状況になってる。
デートと試合被ってた!
「アベラルド君、ごめんね」
「仕方ないな。じゃあ…試合に勝てるように、おまじない…」
「おまじない?」
「やっぱ何でもない」(おまじないでキスなんかできるかっ!はっず!)
「シルヴィアさん、手加減は無しよ!」
「ジャクリーンちゃん、もちろんだよ!」
正々堂々戦わなきゃね!
試合は私の勝ちだった。
「来年から、二人で騎兵だね」
「一緒に頑張りましょ。」
そういえば、お母さんも今日決勝だったんだよね。
えぇ! 来年はお母さんが騎士隊長?!
「お母さん!試合おめでとう!」
「ありがとう。シルヴィアちゃんも勝ったんでしょ?来年はみっちり鍛えてあげる!」
来年は白夜だから、お母さんは大忙しだね。
「そういえば、アベラルド君にプロポーズされたって聞いたよ。このこの〜」
「いや、まだされてないけど!」
「この通り私は大丈夫だよ。ジャスタス君ももうすぐ成人するし。私達の事は心配しないで、さっさと結婚でもなんでもしなさい。」
お母さんは私が考えてること全部分かっちゃうんだね。
やっぱり頼りになる。
結婚…そろそろ考えてみようかな。