200年:ベビーシッター
「シルヴィアさん、一緒にダンジョン行かない?」
サラさんから探索に誘われちゃった!
「騎士隊入りしたら一緒に探索しようと思ってたんだ。」
学生だった頃に話した事、覚えてくれてたのかな。
「そういえば、第三子を御出産なさったんですよね。」
「うん。でも、探索してるとあまり遊んでやれなくて。」
「それなら、私が面倒見ましょうか?」
「シルヴィアさんがいいなら、お願いしたい。」
というわけでベビーシッター開始。
ジャスタスが服を褒めてくれた。
「タイタス君、こんにちは」
サラさん似ね。
将来は糸目さんかな?楽しみ。
それから、フィリップさんにヒラリーちゃん(ロイク妹)のシッターも頼まれた。
「ほら、ヒラリー。君の面倒を見るシルヴィアさんだよ。」
ゴツン
「ごめん、頭ぶつけちゃったね。」
フィリップさんは不器用なのかしら。
シッターの仕事を続けて、ついに年末。
「シルヴィアさん、ありがとう。助かったよ。」
30日は家族と家でごろごろしてた。
明日からはエルネア城の騎士隊長の居室に移るんだよね。
今日は、家族四人で過ごした思い出に浸ろう。
今年は決して良いことばかりじゃなかったけど、なんとかやってこれた。
来年も頑張ろう。