208年:アドバイス

ジェレマイア「ローデリック、僕らは勉強も運動もできて、女子に好かれてるよね」

ローデリック「みんドルだからね。否定はしない」

ジェレマイア「同じように勉強も運動もできるのに、どうしてアンドレスがモテないか考えてみたんだ。真面目すぎるんだよ」
アンドレス「真面目すぎることの何が悪いんだ？」
ジェレマイア「この前女の子と練習試合してたよね」

確かに、いとこのアンナ・リサさんに誘われて練習試合をした。

ジェレマイア「君、その時女の子を泣かせたろ」

アンドレス「試合を申し込まれたから、真剣に戦っただけだよ」
ローデリック「どうして女の子相手に本気になるのさ」
アンドレス「手を抜いたら相手に失礼だろ」
ローデリック「そういうとこ。真面目すぎ」
ジェレマイア「女の子の扱い方、もっと考えなよ。相手の心を掴むことができたら、お姫様だって君から離れられなくなるさ」

取り敢えず、2人のアドバイスを聞いてみるか。

収穫祭の日。

占いの意味を考えていると、お姫様が来た。

ソニア「アンドレス君、今度どこか遊びに行こ！探索とか私のボディーガードは置いといてさ」
アンドレス「別に、いいけど」

母さんとの約束があるから、ボディーガードは置いといて、なんて無理だけど、お姫様の心を掴まないとね。

アンドレス「今度じゃなくて、今行こう」
ソニア「いいの？やった、牧場♪」

ソニア「ラダ大きいね。ツノも立派！」
アンドレス「そうだね。ソニアさんがぶらさがっても大丈夫そう。さすがにそれはラダが可哀想か…」
ソニア「…」
アンドレス「ソニアさん？」
ソニア「名前、初めて呼んでくれた！」
アンドレス「そういえばそうだね。それがどうかした？」
ソニア「別に。えへへ。」

ずいぶん嬉しそうだな。
そんなにラダが好きなのか？

ジェレマイア（アンドレス、うまくいったみたい）
ローデリック（牧場に誘ったのは意図してやったんだろうけど、名前呼びは無自覚みたいだね。）
ジェレマイア（さすが天然。そのうち化けるかも）