218年:星の日の対決
18日は母さんとマチュー君の誕生日。
絆創膏貼ってやんちゃそうな顔立ちは、ザ・こびない性格って感じ。
アベラルドお祖父ちゃんにちょっと似てるなぁ。
マナナ持って走り回るの、可愛すぎ…!
やっぱり1人よりも、きょうだいがいる方が楽しい。
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母さんとマチュー君の次は、すぐに私の誕生日。
大人になってからもこうやってお祝いしてもらうのはちょっと照れくさいけど、嬉しい♪
ソフィア「そうだマチュー君、プリン作ったから…」
マチュー「我はソル様である!」
ソフィア「ソル様、プリン…」
マチュー「もうお腹いっぱいだからいーや!」
(´・ω・`) ショボーン
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リリー「ソフィア、誕生日おめでとう!これ作ってきたから、食べて」
ソフィア「ありがとう!リリーちゃんの手料理なんて勿体無くて食べられないよー」
リリー「はいはい。あ、もうお昼だ。闘技場行こ!」
昼1刻からは、王立闘技場でエナコン。
私、ノミネートされてました★
ベ、ベティさんも…?!どうしよう。
これでベティさんが選ばれたら…
ウーベルト君だけじゃなく他の王国民から見ても、私よりベティさんの方が魅力的ってことだよね…
ヒィッ!そんなの悲しすぎるよー!
今すぐこの場を逃げ出したい…
グリゼルおばさんもノミネートされてた。
おばさんって言うのも憚られる可愛いさ。
投票が終わり、結果発表。
王国民に選ばれたエナの子は…
グリゼルおばさん!
ほっ。ベティさんじゃなくてよかった。
とりあえず、この場では私の傷を抉るような事は起こらずに済んだ。