198年:普段の生活
朝は家族とおしゃべり、野菜の世話。
昼は授業からの探索。
夕方はトーナメント観戦、騎士隊の追っかけ。
だいたい私の毎日はこんな感じ。
追っかけをしてるうちに、騎士の子供たちとはだいたい友達になった。
「こんにちは、シルヴィアさん」
「ジャクリーンちゃん。どうしてここに?」
「パパの試合を見に来たの。」
この子、ジャクリーンちゃんは一番の仲良し。
いむっぽい性格のふわふわした可愛い子で、よく私の探索に付き合ってくれるんだ。
ジャクリーンちゃんの両親は騎士隊のマルチェロさんとアシュレイさん。
「やった!パパが勝ったわ!」
「総合的な戦闘ステータスは相手の方が少し高いし使用武器が正騎士の剣のマルチェロさんは前半は押されてたけど、スピードキングなだけあって後半も先攻できたから勝てたんだね、すごい!」
「シルヴィアさん、何を言ってるのかサッパリだわ…」
別の日には、ナタリーさんが審判を務める試合を見に行ったの。
ナタリーさんの娘さん、ジーナさんが出てた。
ジーナさんは負けちゃった。
試合後はナタリーさんの追っかけ。
「どこに行かれるんですか?」
「魔銃師会だよ。武器の相性についてよく研究したくてね。」
ナタリーさんは頭脳派でもあるのね。
私もお手伝いしたいな。でも、まずは成人して騎兵にならなきゃ。