198年:元気が一番
アベラルド君は授業に出てることが少ないから(うちの所も女子校と化していますw)、モフ毛刈りに誘うには探さなくちゃいけない。
あ、いた!
「こんにちは、アベラルド君。モフ毛でも刈りに…」
「遊ぼう!」
「いいよー。森の川辺でモフ…」
「牧場な!」
「さっきから私の話ガン無視だね」
「見て、カップルがいる!」
「声でけーよ。あ、言っとくけどこれは断じてデートじゃないから。勘違いすんなよ」
「しないもん!」
「着いた」
「ラダって、怖そうだけど優しい生き物なんだよ」
「ふーん。そんなことよりさ!」
私の話全然聞いてくれないんだね!
「この前から、探索とか採取とか誘ってくれてありがとう」
「え…どうしたのアベラルド君。なんか変なもの食べた?」
「食べてねーよ。お前はうるさいけどいい奴だから、ちゃんと言っておこうと思ってさ」
うるさいは余計だよ…
でも、最近ちょっとずつ元気になってきてるみたいだし、良かった。
「また一緒に探索しようね」
「仕方ねーな。お前のおしゃべりに付き合ってやるよ!」
もー!いちいち口が悪いんだから!
(シルヴィアとアベラルド君は典型的な少女漫画のヒロインと幼馴染をイメージしてますw)